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「Grok 4.5」が発表 ~「GPT 5.5」や「Opus」に匹敵する賢さで高速・低コスト

傘下の「Cursor」、数万基もの「NVIDIA GB300」GPUでトレーニング

「Grok 4.5」が発表

 米SpaceXAI(旧xAI)は7月8日(現地時間)、新しいAIモデル「Grok 4.5」を発表した。コーディングとエージェント向けに特化してトレーニングされた同社初のモデルで、先月SpaceX傘下となったAIコーディングツール「Cursor」を用いて学習されているという。

 「Grok 4.5」は、コーディング、エージェントタスク、ナレッジワークに秀でた同社最高性能のモデル。「DeepSWE」、「Terminal Bench」、「SWE Bench Pro」といった主要なAIベンチマークでも、「GPT 5.5」や「Claude Opus」シリーズに匹敵する高スコアを記録しており、以下の特徴をもつ。

  • 数万基もの「NVIDIA GB300」GPUでトレーニング
  • 「Cursor」がもつ数兆トークン規模のデータで学習。コードだけでなく、開発者とエージェントのやり取りまで学習しており、ツール操作・問題調査・検証といった“実務的な推論”が強化されている
  • 難問を解くための強化学習(RL)を大規模に実施。最先端モデルでも解けないレベルの難問を大量生成してミスからの立て直しや検証プロセスまで学んでいる

 長時間・高難度の問題に粘り強く取り組むことが可能で、ソフトウェア開発はもちろん、データサイエンスや金融、法務などにも強い。「Word」や「Excel」、「PowerPoint」などのオフィスツールも使いこなせる。

主要ベンチマークの結果

 ベンチマークでは「Claude Fable 5」(max)や「GPT 5.5」(xhigh)といった最上位モデルには一歩劣るものの、80TPS(トークン毎秒)という高速モデル並みのパフォーマンスを誇り、トークン効率は同等の最新モデルの約2倍だという。品質と速度、コストのバランスに秀でたモデルと言えるだろう。

トークン効率のよさが光るモデル

 価格は入力100万トークンあたり2米ドル、出力100万トークンあたり6米ドル。現在、「Grok Build」、「Cursor」(全プラン)、SpaceXAIのAPIコンソール(モデル名は「grok-4.5」)で利用可能。「Cursor」の場合、個人・チーム向けプランに本モデルの利用枠が含まれており、最初の1週間は使用量が2倍になる。

 なお、EU圏では現時点で利用不能。7月中旬の対応が見込まれている。