やじうまの杜

Microsoftが新しいストアサイトをプレビューテスト中

スッキリしたデザインに、シームレスなインストール。でも、いくつか問題点も……

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「Microsoft Sore」の新しいWebインターフェイス(プレビュー版)

 Windows 11の登場に合わせて「ストア」アプリが新しくなりましたが、Microsoftは「Microsoft Sore」のWebインターフェイスでもデザインの変更を計画しているようです。少し前から新しいWebサイトがプレビュー公開されています。

 現行サイトのストアアプリは「www.microsoft.com/ja-jp/p/」以下で配布されていますが、プレビュー版「Microsoft Sore」のURLは「apps.microsoft.com」と、独立したドメインになっています。アプリケーションを検索するための専用ボックスが用意されていて、現行版のように検索結果に「microsoft.com」のコンテンツと混ざらないのがよいなと感じました。

プレビュー版の検索結果ページ

 また、現行サイトにはリストアップされていない(がPCの「ストア」アプリからは検索できる)アプリ――「Visual Studio Code」など、パッケージ化されていないアプリ?――もプレビュー版にはリストアップされているようで、検索にヒットしました。ただし、詳細ページは正常に開けませんでした。この辺りはまだプレビュー版って感じですね。

 続いてWebブラウザーを1,024×768ピクセルに調整し、現行版とプレビュー版のファーストビュー(ユーザーがWebページにアクセスして最初に表示される、スクロールせずに画面に表示される部分)を比べてみましょう。

現行版のデザイン
プレビュー版のデザイン

 プレビュー版のデザインの方が随分すっきりしているように見えます。説明文などを下の方に追いやって、代わりにスクリーンショットをファーストビューに表示している効果のようですね。アプリアイコンやボタンの縁も、Windows 11に合わせて角丸になっているのがわかります。

 また、[Microsoft Store アプリの取得]ボタンを押すとミニダイアログが開くのもいいですね。わざわざ「ストア」アプリにジャンプしなくても、その場でアプリをインストールしたり、インストール済みのアプリを起動したりできます。

[Microsoft Store アプリの取得]ボタンを押すとミニダイアログが開く

 ただし、シンプルになった分、Webサイトの情報量は犠牲になっているようで、プレビュー版にはスクロールしても説明とレビュー、そして若干のメタ情報(公開者、プライバシーへのリンク)しかありません。従来のデザインはタブで[概要]、[システム必要条件]、[関連するセクション]を切り替え可能でした。

現行版のデザイン。スクロールするとタブで[概要]、[システム必要条件]、[関連するセクション]を切り替えられる
プレビュー版のデザイン。スクロールしてもたいした情報は掲載されていない

 前述のミニダイアログで[詳細]リンクをクリックすれば「ストア」アプリで詳細な情報を閲覧できますが、インストール前にじっくり要件などを確認したい人にとっては物足りないかもしれないですね。また、相変わらずアプリケーションの公開日、更新日、最新バージョン、更新履歴といったデータをみることができないのも、Appleの「AppStore」やGoogleの「Google Play」と比べて物足りなく感じます。

ミニダイアログで[詳細]リンクをクリックすれば「ストア」アプリで詳細な情報を閲覧できる

 みなさんはどう思いますか? まだプレビュー版なので、改善点があればぜひフィードバックしていただければと思います。