やじうまの杜
Vistaがサポート外になった「Google Chrome」、新規インストールもやっぱりNG
Windows XP/Vistaのサポートを終了した「Google Chrome」を実際インストールしてみた
(2016/4/15 20:30)
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13日(米国時間)に公開された「Google Chrome 50」から、Windows XP/Vistaのサポートが終了した。Microsoftのサポートが完全に終了しているWindows XPはともかく、まだ“延長サポート”が2017年4月11日まで残っているWindows Vistaのユーザーにとってはショックなのではないだろうか。
そこで、「Google Chrome 50」をWindows Vistaへ新規インストールするとどうなるのか?を編集部で実際に試してみた。
まずつまづいたのがインストーラーのダウンロード。IEで「Google Chrome」のダウンロードページを開き、[同意してインストール]ボタンを押しても、サポート対象外とのダイアログが表示され、そもそもインストーラーを入手できなかった。
そのため、Windows 7でダウンロードしたインストーラーをWindows Vista上で実行してみたが、結果は同じ。サポート対象外とのダイアログが表示されてインストールが始まらなかった。つまり、通常の方法ではWindows Vistaへ「Google Chrome」を新規インストールするのは不可能になったということだ。
また、「Google Chrome」のヘルプフォーラムによると、Windows XP/Vistaでも旧バージョンがすでにインストール済みであれば動作はするものの、最新版へアップデートされないという。「Google Chrome 50」でも脆弱性が修正されているため、旧バージョンは利用しないことを強くおすすめする。
結論としては、事実上Windows Vistaで「Google Chrome」を使うのは無理がある。まだWindows XP/Vistaをサポートしている「Firefox」などのWebブラウザーを利用した方がよいだろう。ただし、「Opera」も次期バージョンのv37からはWindows XP/Vistaのサポートを打ち切ることを表明している。OSをWindows 10などへアップグレードすることも検討してほしい。