Windows 10資格認定試験 徹底攻略!
《第8問:解答》Windows 10のワークフォルダーを使ったデータ同期の動作はどれが間違っている?
2016年12月5日 06:00
先週の出題「第8問 Windows 10のワークフォルダーを使ったデータ同期の動作はどれが間違っている?」の解答と解説をお伝えする。
分からなかった人・間違えた人は、ぜひ実際にWindows 10を操作して確認していただきたい。
《第8問》
ワークフォルダーの機能の説明として適切ではないものはどれですか。(2つ選択)
A. ワークグループのWindows 10でも使用できる
B. 完全にリアルタイムで同期を行う
C. AndroidやiOSとのデバイスともデータ同期ができる
D. 複数のデバイス間で直接データを同期する
(正解:B、D)
※『徹底攻略MCP問題集 Windows 10[70-697:Configuring Windows Devices]対応』第7章<リモートアクセスの管理>の問6より
ワークフォルダーは、完全にリアルタイムの同期ではありません(B)。また、デバイス間で直接データを同期するわけではなく、ファイルサーバーを介して同期が実現されます(D)。
ワークフォルダーとは、モバイルデバイスを含めたデータの同期機能で、Windows 8.1からサポートされました。これまでも、フォルダーリダイレクトやオフラインファイルといったデータ同期のためのソリューションはありましたが、ドメインへの参加が必要であったり、Windowsのデバイスに限定されるといった課題がありました。現在のIT環境では、ドメインに参加していないコンピューターやWindows以外のデバイスを使用するシーンも増えてきています。そこで、ドメイン参加の有無に関わらず、AndroidやiOSのデバイスともデータ同期が行えるソリューションとして、ワークフォルダーという機能が役立ちます。
ワークフォルダーの仕組みはオフラインファイルと似ており、デバイスとファイルサーバー間でデータの同期が行われます。ネットワークに接続されていなくても、ローカルのキャッシュデータにアクセスすることが可能です。オフラインファイルと異なるのは、WindowsだけでなくAndroidやiOSなどのデバイスで使用できるという点と、同期のタイミングです。
ワークフォルダー機能を使えば、Windowsだけでなく、AndroidやiOSのデバイスともデータ同期が行えます。
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「第8問 Windows 10のワークフォルダーを使ったデータ同期の動作はどれが間違っている?」の解説を読み終えた方は、ぜひ「第9問 ビジネス向けWindowsアプリの管理権限を設定する操作で正しいものは?」にも挑戦してください。
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