緊急事態宣言下で知っておきたい記事

脱ハンコはペーパーレスに必須! ~公認会計士目線で選ぶ、テレワーク時代の電子署名サービス①

その仕組みと法的位置づけを解説します

 “緊急事態宣言下で知っておきたい記事”では、窓の杜に掲載した新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で役立つ記事を再紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、最新の状況とは異なる場合もあるので注意してください。

電子署名は“公開鍵暗号方式”を利用して電子データに署名情報を付与する仕組み

 新型コロナウイルス(COVID-19)への感染対策の一環として、移動や人同士の接触を少なくすることを前提とした新しい生活様式(いわゆる“ニューノーマル”)がどのようにあるべきか、世界各所で試行錯誤での検討が行われている。この一環としてビジネスの現場ではテレワーク(在宅勤務やサテライトオフィスなどを含む、オフィス以外での勤務形態)が広く行われるようになったが、一方でこのような新たな勤務形態のボトルネックとして、実務慣習として多くの企業で多用されてきた“紙”と“印鑑”の事務が依然として重くのしかかっている。

 事務書類承認に必要な“署名”や“捺印”のためだけに出社するといった旧来の習慣を見直すことのない状況も各所で見られる。紙と印鑑を前提とした事務作業は仕事の生産性も下げてしまうため、今後に向けた対策が急務となっている。そのような状況のなかで注目を浴びているのが“電子署名”だ――

2020年8月3日掲載の記事で続きを読む