鳥シミュ

　毎年夏に琵琶湖で行われる“鳥人間コンテスト”の滑空機部門風の、高さ10mの発射台から湖に向けて滑空機を飛ばす3Dフライトシミュレーター。“鳥人間コンテスト”出場機体をもとにあらかじめ用意されたデータを利用して飛距離を競うゲームとして楽しめるほか、滑空機の機体設計データを細かく設定してシミュレートすることで機体設計支援ツールとしても使える。シミュレーターを起動すると、滑空機のコックピット視点で発進台が表示される。滑空機はスペースキーで発進し、発進後はカーソルキーやマウスドラッグ操作で尾翼の上げ下げのみを行える。上下のバランスを取って機体を湖面と水平に保ちながら、うまく揚力に乗って長距離飛行を目指そう。フライト中の視点は機体後方からの視点、湖畔から機体を眺める遠距離視点に変更可能で、さらに視点移動やズームを任意に行えるモードも備えている。機体が湖面に落ちるとフライト終了となり、飛距離が表示されたあと、斜め後や下からなどさまざまな視点によるリプレイ表示を楽しめる。機体設計の支援機能としては、主翼と尾翼の設計データや風力、初速といった飛行条件を数値で設定するダイアログが用意されている。到達距離や速度、加速度などの飛行データをCSVファイルに保存する機能もあるので、このデータをもとにさまざまな分析を重ねてみるのもよいだろう。