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Amazonで個人出版された書籍のコンテスト“POD個人出版アワード”の受賞作品が決定

最優秀賞に山本義徳氏の『アスリートのための最新栄養学』が輝く

『アスリートのための最新栄養学』上巻

 インプレスグループで電子出版事業を手がける(株)インプレスR&Dは20日、同社の運営する“著者向けPOD出版サービス”を利用してAmazonで個人出版された紙の書籍のコンテスト“POD個人出版アワード2018”の受賞作品を決定した。対象となる292点の中から最終選考作品として30点が選ばれ、その中から計10点の受賞作品が選定されている。

 “著者向けPOD出版サービス”は、Amazon.co.jpが提供するPOD(プリント・オン・デマンド)サービスを活用した個人・団体向けの販売支援サービス。印刷可能なPDFファイルを用意すれば、登録料・使用料が不要でAmazon.co.jpから紙の書籍を出版することが可能だ。

 最優秀賞(賞金50万円)を受賞したのは山本義徳氏の『アスリートのための最新栄養学』上巻下巻。五大栄養素に関する基礎から最新の情報までを盛り込んだアスリート向けの解説書で、著者のこれまでの活動をまとめた良書であり、PODサービスを用いた個人出版の好例であることが評価された。

 また、優秀賞(賞金10万円)は、94歳の宮澤大三郎氏が太平洋戦争に関する体験をまとめた『(太平洋戦争)戦前・戦中・戦後 体験記』と、既存の出版社で出版された書籍の続刊をPODで出版した広江克彦氏の『趣味で量子力学2』が受賞した。

 そのほか、審査員特別賞(賞金5万円)は以下の作品が受賞している。