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“Windows Update”の不満は「Windows 10 Creators Update」で解消される?

Insider PreviewでPCの使用中は再起動を避けるロジックが追加

「Windows 10 Insider Preview」Build 15002

 米Microsoft Corporationは9日(現地時間)、PC向けWindows 10の最新プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 15002を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。これまで不満が多く寄せられていた“Windows Update”に関しても大きな改善が導入されている。大きな問題がなければ、次期大型アップデート“Windows 10 Creators Update”にも投入される予定だ。

 まず、“Professional”以上のエディションでPCの更新を一時的に停止する機能が追加された。この機能を有効化すると、アップデートの適用を最大で35日間引き伸ばすことが可能。また、アップデートからドライバーの更新を除外するオプションも導入された。

 これらのオプションは、「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Update]画面にある“詳細オプション”から有効化することが可能。システムをより保守的に運用したいユーザーの要望に応えている。

[更新とセキュリティ]-[Windows Update]画面
“詳細オプション”から“Windows Update”の一時中止が可能。アップデートからドライバーの更新を除外するオプションも

 一方、プロフェッショナルを対象としない“Home”エディションでは、配信されたアップデートは間を置かずに適用され、必要があれば更新を完了するためにOSが自動で再起動される方針に変更はない。

 しかし、OSの再起動を行わない“アクティブ時間”が従来の18時間より長く設定できるようになるなどの改善が盛り込まれているほか、PCが使用中であることを検知して再起動を避けるロジックが追加されるなどの改善が図られているという。

 なお、エディション共通の変更として、「設定」アプリの“Windows Update”画面が改善された。大きなアイコンが表示され、現在の“Windows Update”のステータスが従来よりもわかりやすくなっている。

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