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「秀丸エディタ」v8.69が正式公開、HD/4K混在マルチモニター環境での使い勝手が向上

“Per-Monitor DPI”“Non-client area scaling”などに対応

「秀丸エディタ」v8.69
[ウィンドウの拡大縮小(スケーリング)]オプション

 (有)サイトー企画は8日、定番テキストエディター「秀丸エディタ」の最新版v8.69を正式公開した。今回のアップデートの目玉は、Windows 8.1以降の“Per-Monitor DPI”とWindows 10 Anniversary Update以降の“Non-client area scaling”がサポートされたこと。モニターによってスケーリング設定の異なるマルチモニター環境での使い勝手が向上する。

 “Per-Monitor DPI”は、スケーリング設定の異なるマルチモニター環境下で、それぞれのモニターの設定に応じて画面の拡大・縮小を行うこと。“Non-client area scaling”は、モニターのスケーリング設定が変更された時に非クライアント領域(ウィンドウのタイトルバーや枠など、OSが描画を担当する領域)を適切に拡大・縮小することをいう。いずれもHDと4Kなど解像度が異なるモニターが混在した環境でアプリケーションを快適に利用するのに欠かせない機能だが、古いアプリケーションで対応しているものはそれほど多くはない。

 なお、「秀丸エディタ」のスケーリングに関する挙動は、[その他]-[動作環境]ダイアログの[環境]-[高度な環境]画面にある[ウィンドウの拡大縮小(スケーリング)]オプションを変更することで制御が可能。この画面は[動作環境]ダイアログで[上級者向け設定]オプションを有効化するとアクセスできるようになる。

 そのほかにも「秀丸エディタ」本体以外のEXEファイルやDLLファイルにもデジタル署名を施すなどの改善が盛り込まれている。

 「秀丸エディタ」は、Windows 98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/7/8/8.1/10に対応する4,320円(税込み)のシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「秀丸エディタ」
【著作権者】
(有)サイトー企画
【対応OS】
Windows 98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
シェアウェア 4,320円(税込み)
【バージョン】
8.69(17/02/08)

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