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3D天体シミュレーター「Mitaka」のVR対応版が正式公開 ~Oculus RiftとHTC Viveに対応

“Oculus Touch”や“Vive コントローラ”による操作も可能

「Mitaka for VR」v1.3.2a

 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U Project)は21日、3D天体シミュレーター「Mitaka」のバーチャルリアリティ(VR)対応版「Mitaka for VR」を正式公開した。現在、“4D2U Project”のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 「Mitaka(ミタカ)」は、太陽系・恒星・銀河データをもとにした“4次元デジタル宇宙ビューワー”。空間3次元に“時間”を加えた“4次元”で宇宙空間シミュレートし、それを映像化することが可能。地球の地表から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、さまざまな天文観測データや天文学の理論モデルを見ることができる。

 今回正式にリリースされたVR版「Mitaka」は、“Oculus Rift”や“HTC Vive”といったVRヘッドセットに対応しており、“Oculus Touch”や“Vive コントローラ”を利用した操作も行える。360度全方向に広がる宇宙空間や、間近に迫る惑星・銀河系・探査機など、VRならではの体験を楽しむことができる。

 なお、「Mitaka for VR」の対象年齢は13歳以上とされているので注意。13歳未満の子どもによるVR体験は目や脳への負担になる恐れがあるという。


ソフトウェア情報

「Mitaka for VR」
【著作権者】
大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台
【対応OS】
Windows
【ソフト種別】
フリーソフト(非営利利用のみ)
【バージョン】
1.3.2a(17/02/21)