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IPA提供の「安全なウェブサイト運営入門」に脆弱性、PCが自由に操作されてしまう恐れ

本ソフトの開発およびサポートはすでに終了、利用の停止を

IPAによる告知

 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は16日、無償提供していたセキュリティ学習ツール「安全なウェブサイト運営入門」に脆弱性が存在することを明らかにした。

 IPAによると、「安全なウェブサイト運営入門」には細工されたセーブデータを読み込ませることで任意のOSコマンドが実行できるようになるOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在するという。最悪の場合、第3者によってPCが自由に操作されてしまう恐れがある。

 「安全なウェブサイト運営入門」の開発およびサポートはすでに終了しており、修正版の提供予定はない。IPAは同ソフトの利用停止を呼びかけている。