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Mozilla、「Thunderbird」v52.0を公開 ~新機能と改善を多く含んだメジャーバージョン

カレンダー、ToDo、チャット機能が強化。フォルダーツールバーが利用可能に

「Thunderbird」v52.0

 Mozillaは4日、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v52.0を公開した。本バージョンはv45.x系統からのメジャーバージョンアップとなっており、さまざまな新機能や改善が盛り込まれている。脆弱性の修正はアナウンスされていない。

 まず、カレンダーおよびToDo機能ではタブインターフェイスがサポートされた。これまでウィンドウで行っていた新規作成や編集といった処理を、タブで行える。ただし、この機能は初期状態で無効化されており、利用するには[オプション]ダイアログで明示的に有効化する必要がある。そのほかにも、提案されたスケジュールの処理がサポートされた。

カレンダーおよびToDo機能でタブインターフェイスをサポート

 また、チャット機能では“Twitter”のダイレクトメッセージ、リンク、お気に入りといった機能がサポートされた。XMPPプロトコルへの対応も強化されている。その一方で、「Yahoo! Messenger」のサポートは廃止された。

 そのほかにも、さまざまな改善が盛り込まれている。たとえば、メッセージフォルダーの移動を支援するプルダウンメニューを備えた“フォルダー ツールバー”が新たに追加された(初期状態で無効)。また、メッセージフィルターをコピーする機能や、アカウントを削除する際にメッセージデータを同時に削除する機能が新たにサポートされた。「Becky! Internet Mail」からデータをインポートする機能も追加されている。

“フォルダー ツールバー”
アカウントを削除する際にメッセージデータを同時に削除する機能

 なお、本バージョンからメッセージの仕様が変更され、画像を添付した際にファイルをリンクするのではなく、“data URI”でエンコードされたデータが直接埋め込まれるようになった。これは「Microsoft Office」や「LibreOffice」との互換性を高めるためであるという。また、リンクされたオンラインの添付画像は自動でダウンロードされなくなっているとのこと。加えて、Windows XP/VistaおよびServer 2003/Server 2003 R2/Server 2008のサポートはv52.x系列が最後となることがアナウンスされている。

 「Thunderbird」は64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10およびServer 2003/Server 2003 R2/Server 2008/Server 2008 R2に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在自動アップデート機能を利用して最新版へアップデートすることが可能。インストーラーの配布も間もなく行われるものと思われる。

ソフトウェア情報

「Thunderbird」Windows向け安定版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10およびServer 2003/Server 2003 R2/Server 2008/Server 2008 R2
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
52.0(17/04/04)