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Microsoft、「Windows 10 Creators Update」の一般提供を開始 ~Windows Updateで配信

アップデートプロセスではプライバシー情報のコントロールが行えるように

「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」の一般提供が開始

 米Microsoft Corporationは11日(現地時間)、「Windows 10」の大規模アップデート「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」の一般提供を開始した。本日より“Windows Update”を通じて順次配信される。

 「Windows 10 Creators Update」のアップデートプロセスでは、ユーザーからのフィードバックを元に、プライバシーに関わる情報の収集の透明性向上が図られた。端末が「Windows 10 Creators Update」の配信を受け取れるようになると、プライバシー設定の選択を行うための画面が現れ、位置情報・音声認識・診断情報を収集してMicrosoftへ送信するかどうか、診断情報を利用してヒントと推奨事項を通知するかどうか、広告識別子を利用してアプリで関連性の高い広告を表示することを許可するかどうかなどを、ユーザー側で決定できるようになっている。

 ただし、診断情報の収集のみは完全に無効化することはできず、“完全”と“基本”のどちらかを選択する仕組みになっている。“基本”モードの場合にどの情報が収集されるかどうかは、[詳細を見る]ボタンから確認可能だ。

プライバシーに関わる情報の収集の透明性向上が図られる
「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」のダウンロードが開始

 なお、“Windows Update”を通じた「Windows 10 Creators Update」の提供は、動作の確認がとれた端末などから段階的に実施される。すぐに「Windows 10 Creators Update」へアップデートしたい場合は手動による更新方法も提供されているので、そちらの利用も検討したい。