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生まれ変わった「Opera 45」が正式版に ~“Facebook Messenger”をサイドに組み込む

「Opera Neon」の成果を盛り込み、シンプルかつエレガントで楽しいブラウザーに

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 ノルウェーのOpera Software ASAは10日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 45」を正式公開した。今回のアップデートでは新しいデザイン“Reborn”が導入されたほか、サイドバーでチャットが可能になるなどの改善が盛り込まれている。

 “Reborn”は新しい「Opera」のコードネームで、「Opera」のビジュアルと使い勝手を段階的に再設計するプロジェクトでもある。コンセプトブラウザー「Opera Neon」でお披露目された、シンプルでエレガントかつアニメーションを多用した楽しいデザインの一部が取り入れられている。

 「Opera 45」にアップデートしてまず気付くのは、画面左側に配置されたサイドバーだろう。このサイドバーにはあらかじめ“Facebook Messenger”や“WhatsApp”などのチャットサービスが組み込まれており、新着の通知をアイコンでチェックすることが可能。また、[Ctrl]+[Shift]+[M]キーでチャットサービスを簡単に切り替えられるようになっており、いつでもチャットへアクセスすることができる。

画面左側にサイドバーが配置される
“Facebook Messenger”や“WhatsApp”などのチャットサービスを利用

 また、サイドパネルを開いて固定することも可能。ブラウジングを行いながら同時にチャットを楽しむことができる。閲覧中の画像を“Facebook Messenger”へドラッグすれば友人と簡単に共有できるのも便利でよい。

 なお、サイドバーは常に表示されるが、邪魔であれば固定表示を解除することも可能。固定表示が解除されると、“スピードダイアル”画面以外ではサイドバーが表示されなくなる。

 また、明暗2種類のテーマを切り替えられるようになったのも大きな変更点だ。このテーマの切り替えは、“スピードダイアル”の背景と同様、スタートページのカスタマイズ画面から行える。

明暗2種類のテーマを切り替えられるように
HTTPS接続で保護されていないパスワード・クレジットカードのフォームに警告を表示

 そのほかにも、広告ブロック機能が強化され、より詳細にコントロールできるようになった。また、ビデオ再生にGPUを活用することでパフォーマンスを向上させたほか、HTTPS接続で保護されていないパスワード・クレジットカードのフォームに警告を表示する機能が追加されるなど、セキュリティも強化されている。