やじうまの杜

「Bing Wallpaper」の動きがどうも怪しい ~海外のオンラインソフト作家が注意喚起

Microsoft公式の日替わりデスクトップ壁紙ツール

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Microsoft公式の日替わりデスクトップ壁紙ツール「Bing Wallpaper」

 Microsoft公式の日替わりデスクトップ壁紙ツール「Bing Wallpaper」がv2.0となり、「Microsoft Store」からもダウンロードできるようになったようです。しかし、どうもその挙動が怪しいと「EarTrumpet」の開発者であるRafael Rivera氏が警告しています。



 「Bing Wallpaper」は、Web検索エンジン「Bing」のトップページで使われている写真――世界各地の美しい風景や建物、動植物など――を日替わりでデスクトップ壁紙にしてくれるツールですが、氏によると、「Google Chrome」や「Firefox」のCookieを盗み読みするコードや位置情報を取得する処理、「MicrosoftEdge」を既定のWebブラウザーにしようと提案する機能、デフォルトではないWebブラウザーで「Microsoft Bing Search」拡張機能をお勧めするタブを開く動作などが含まれているとのこと。

 編集部でちょっと試した限りではすべてを再現できませんでしたが、「Bing」のサーバーにはこのアプリの設定らしきファイルが置いてあり、たしかに「Bing」をお勧めするメッセージを表示するような項目がありました。位置情報へのアクセスを許可していないのに現在地を返すWeb APIもホストされており、あまりお行儀がよくないのは確かのようです。

「Bing」のサーバーにはこのアプリの設定らしきファイルがおいてあり、確かに「Bing」をお勧めするメッセージを表示するような項目がある

 よっぽどの「Bing」好きでもなければ、Windows 10/11には「Windows スポットライト」という日替わり壁紙機能がOSに組み込まれているので、わざわざ「Bing Wallpaper」を使う必要はないでしょう。なにかの拍子にインストールされていたら、削除して問題はありません。

OS組み込みの機能「Windows スポットライト」