フリーの高機能PDFリーダー「Foxit Reader」v8.3.1が公開、6件の脆弱性を修正

「Foxit Reader」v8.3.1

　（株）FoxitJapanは7日、フリーの高機能PDFリーダー「Foxit Reader」の日本語最新版「Foxit Reader 8.3.1」を公開した。今回のアップデートにおける変更は、「Foxit Reader 8.3」で確認されたセキュリティ問題の修正がメインとなっている。

　米Foxit社が公開したセキュリティ情報によると、本バージョンで修正された脆弱性は全部で6件。Windows版の「Foxit Reader」と、その製品版である「Foxit PhantomPDF」のv8.3.0.14878およびそれ以前のバージョンに影響し、リモートから任意のコードを実行されたり、予期せぬクラッシュを引き起こす恐れがあるという。

　「Foxit Reader」は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応しており、現在、同社の公式サイトから無償でダウンロード可能。最新版では脆弱性の修正のほかにも、ファイル共有のためのリンクを生成するプラグインが追加されたほか、起動が遅くなる問題などが改善されている。