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キー入力した数式を解いてグラフ化 ~Windows 10版「OneNote」の8月機能更新が公開

選択テキストを“Wikipedia”で検索してサイドペインに表示するスマート検索なども

「OneNote」v17.8471.57721.0

 米Microsoft Corporationは、Windows 10向け「OneNote」アプリの2017年8月機能アップデート(v17.8471.5772)を公開した。現在、「ストア」アプリから無償で更新可能。今回の機能アップデートでは、テキストを数式へ変換する機能やスマート検索機能が新たに導入されている。

 最新のWindows 10向け「OneNote」アプリでは、キーボードで入力した数式を解釈して、方程式を解く手順を示したり、グラフを描画してノートへ挿入する機能が新たにサポートされた(“Office 365”サブスクリプションの購読者のみ)。“y=x^2+2x+1”といった数式(“^”はべき乗を表す)を選択して[挿入]タブの[数式]ツールを実行すると、サイドペインに数式が現れ、解法やグラフへアクセスできるようになる。

 ちなみに、Windows 10向け「OneNote」アプリは手書きの数式を解いたり、グラフにすることもできる。[描画]タブの[なげなわ選択]ツールで手書きの数式を選択し、[挿入]タブの[数式]ツールを実行すればよい。

手書きで入力した数式やキーボードで入力した数式を解釈して、方程式を解く手順を示したり、グラフを描画してノートへ挿入

 そのほかにも、選択したテキストを“Wikipedia”や“Bing”で検索してその結果をサイドペインに表示する機能、“Bing”でキーワード検索して得た画像を挿入する機能、ドラッグ操作で列・行の数を指定してテーブルを挿入する機能、蛍光ペンの色を青・緑・赤などに変更する機能、ページがすべて収まるように拡大する[ページの幅]オプションなどが新たの追加された。

スマート検索
ドラッグ操作で列・行の数を指定してテーブルを挿入

 なお、これらの機能は段階的にリリースされるため、環境によっては利用できないことがあるので注意。編集部では数式機能とスマート検索、テーブルの挿入機能のみを確認している。

ソフトウェア情報

「OneNote」Windows 10版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10/Windows 10 Mobile
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
17.8471.57721.0