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Microsoft、UWP開発のためのライブラリ「UWP Community Toolkit」の最新版v2.0を公開

「Windows 10 Fall Creators Update」のAPIをサポート。“Fluent Design”の導入も

同社の公式ブログ“Building Apps for Windows”

 米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、UWPアプリケーション開発のためのライブラリ「UWP Community Toolkit」の最新版v2.0を公開した。現在、“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。パッケージ管理システム「NuGet」を利用して導入することもできる。

 「UWP Community Toolkit」は、コミュニティベースで開発が進められているオープンソースライブラリ。カスタムコントロールやヘルパー関数、オンラインサービス連携、アニメーション、開発支援機能など、UWPアプリケーションを開発する上で有用なコンポーネントが数多く含まれている。

 v2.0は「Windows 10 Fall Creators Update」の新しいAPIをサポート。カスタムコントロールへの“Fluent Design System”の導入も進められている。さらに、アプリケーションに閉じた通知を行う「InAppNotification」やテキスト編集のためのツールバー「TextToolbar」といったコントロールが新たに追加。画面の折りたたみを行う「Expander」コントロールやメニューコントロールの拡張も行われている。

 また、「.NET Standard」の共通コードやクロスプラットフォームサービスをまとめた“Microsoft.Toolkit”と“Microsoft.Toolkit.Services”という2つの新しいパッケージが導入された。今後はUWP以外のプラットフォームでの利用も視野に入れた開発が進みそうだ。

 なお、「UWP Community Toolkit」に収録されているコンポーネントのデモは、サンプルアプリ「UWP Community Toolkit Sample App」で確認することができる。現在、“Microsoft ストア”から無償でダウンロード可能だ。

サンプルアプリ「UWP Community Toolkit Sample App」

ソフトウェア情報

「UWP Community Toolkit Sample App」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10、Windows 10 Mobile
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.1