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定番動画編集ソフト「PowerDirector」の最新版が発売 ~360度動画編集機能を強化

360度動画の手振れを補正する機能や“リトルプラネット”動画への変換機能を追加

「PowerDirector 16」

 台湾のCyberLink Corp.は19日(現地時間)、高機能な動画編集ソフト“PowerDirector”シリーズの最新版「PowerDirector 16」のダウンロード販売を開始した。30日間使用可能な体験版も用意されており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 最新版では、360度動画の編集機能が大きく強化された。たとえば、歩きながら撮影した360度動画にありがちな手振れを補正する機能が搭載され、スタビライザーを使ったように安定した映像へと修正できるようになった。また、撮影した360度動画を空中に浮かんだ小さな球体状に変換した“リトルプラネット”動画へ変換する機能も追加された。

“リトルプラネット”動画のイメージ

 さらに、360度動画でもオブジェクトを追跡してイラストやテロップを追加できる“オブジェクトトラッキング”機能が利用できるようになったほか、従来は360度動画に合成すると曲面状に歪んでしまったタイトルや動画・画像を平面で表示できるようになるなどの機能強化が施されている。

 このほか、複数の動画をマンガのコマ割りのように区切って同時に再生する“ビデオコラージュ”機能や、人物が話している間は追加したBGMの音量を自動で下げる“オーディオダッキング”機能が追加された。加えて、複数の動画をつないだ際に違和感が出ないように色合いを合わせる“カラーマッチ”機能なども追加されている。

“ビデオコラージュ”機能のイメージ

 「PowerDirector 16」は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応しており、製品版はダウンロード販売で購入可能。価格は一通りの機能を備えた“Ultra”エディションが12,980円(税込み)、色調補正ソフト「ColorDirector 6」や音声編集ソフト「AudioDirector 8」といったソフトを同梱した“Ultimate Suite”エディションが20,980円(税込み)など。また、パッケージ版の発売が10月13日に予定されている。

ソフトウェア情報

「PowerDirector 16」体験版
【著作権者】
CyberLink Corp.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
体験版(製品版はダウンロード販売 税込み12,980円など)
【バージョン】
16.0.2101.0(17/09/19)