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Mozilla、「Firefox」v57.0.2を公開 〜“Critical”な脆弱性を1件修正

「G Data Endpoint Security」旧版が「Firefox」をクラッシュさせていた問題にも対処

「Firefox」v57.0.2

 Mozillaは7日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v57.0.2を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストールされている場合は更新機能を利用してアップデートすることも可能。

 今回のアップデートでは、セキュリティソフト「G Data Endpoint Security」の旧バージョンが「Firefox」をクラッシュさせていた問題に対処するため、同ソフトをブロックする措置が取られた。

 加えて、脆弱性が1件修正された。脆弱性(CVE-2017-7845)の内容は、WebGLコンテンツに用いられる“ANGLE”グラフィックスライブラリにリグレッションがあり、“Direct3D 9”で要素を描画・検証しようとするとバッファーオーバーフローが発生する恐れがあるというもの。最悪の場合、ライブラリ内で不正な値が渡され、「Firefox」がクラッシュする可能性があり、深刻度はMozilla基準で4段階中最高の“Critical”と判定されている。

 なお、これらの問題はWindows版にのみ影響するとのこと。