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「Thunderbird」にも「Firefox Quantum」の“Photon”デザインが導入へ

ベータ版で一足先に体験可能。レガシーアドオン対応は当面継続

「Thunderbird 58」のインターフェイス。“Photon”デザインが導入されている
現行の安定版「Thunderbird 52」

 オープンソースのメールクライアント「Thunderbird」の次期安定版には、「Firefox Quantum」にも採用されている新しいユーザーインターフェイスデザイン“Photon”が導入されるようだ。Mozillaは19日(米国時間)付けで公開した公式ブログ“The Mozilla Thunderbird Blog”で、「Thunderbird」開発の近況が述べられている。

 “Photon”デザインはベータ版の「Thunderbird 57」から導入済みのようで、非常に良い結果が得られているとのこと。現行の最新ベータ版である「Thunderbird 58」も安定しており、さまざまな改善が試されているという。「Thunderbird」のベータ版は、MozillaのWebサイトから無償でダウンロードできるので、興味のあるユーザーは試していただきたい。

 「Firefox Quantum」の成果が「Thunderbird」へ持ち込まれるにあたり、気になるのがレガシーアドオン対応の行方だが、当面はサポートが継続されることが決まっている(参考記事)。ただし、インターフェイスの変更や削除、置き換えがいくつか予定されており、それに対応していないアドオンは改修する必要がある。開発チームはアドオン作者とも緊密に協力しながら取り組むとしている。