やじうまの杜

「Firefox Quantum」で打ち切られたレガシーアドオン対応、「Thunderbird」ではどうなる?

とりあえず当面は使い続けられる模様

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「Thunderbird」のアドオン

 「Firefox 57(Firefox Quantum)」がリリースされ、“WebExtensions API”ベースではない“レガシー”なアドオンのサポートは終了しました。法人向けの延長サポートリリースである「Firefox ESR」では2018年6月までサポートが継続されますが、基本的に「Firefox」でレガシーアドオンを使うことはできなくなりました。――そこで気になるのが「Thunderbird」のアドオン対応です。「Thunderbird」ではレガシーアドオンを使えるのでしょうか、使えるとしたらいつまで使えるのでしょうか。

“Add-ons Guide for Thunderbird 57 and beyond”

 “Add-ons Guide for Thunderbird 57 and beyond”というドキュメントによると、「Thunderbird」では当面レガシーアドオンを使い続けられるようです。“WebExtensions API”もサポートされており、新しいアドオンを同時に利用できます。

 ただし、レガシーアドオンの動作に関しては注意事項があります。今後のコアエンジンではインターフェイスの変更や削除、置き換えがいくつか予定されていますが、これにちゃんと追従することが動作の条件です。現在でも開発が活発なアドオンに関してはあまり心配する必要がなさそうですが、あまりメンテナンスされていないアドオンについては動かなくなるものも出てきそうです。

 また、インターフェイスの仕様変更に対応するアドオンに関しても、サポートが明記されているのは“Thunderbird 57-59 and Seamonkey”のみ。「Firefox ESR」とリリースサイクルが同じであれば「Thunderbird 59」は来年3月にリリースされ、約6週間×8サイクルサポートされるので、少なくとも来年いっぱいは使えそうです。