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「Firefox」v59.0.2が公開 ~1件の脆弱性を修正

クラッシュなどを引き起こす不具合の修正が中心のメンテナンスリリース

「Firefox」v59.0.2

 Mozillaは26日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v59.0.2を公開した。本バージョンは、不具合の修正が中心のメンテナンスリリース。脆弱性の修正も行われている。

 今回のアップデートでは、ハードウェアアクセラレーションが有効化されているとページのレンダリングが正しく行えない不具合や、特定のサードパーティ製アプリケーションやタッチスクリーンを備えたWindows 7環境でランダムなブラウザーのクラッシュが発生する問題、印刷が完了する辺りでキャンセルを行うと断続的なクラッシュが起こる問題などが修正された。特定条件下で[Ctrl]+[C]キーなどのショートカットが機能しない問題や、一部のPCでサードパーティ製ソフトがCPUとメモリを食いつぶしてしまう不具合なども解決されており、安定性が改善されている。

 脆弱性の修正はコンポジターにおけるメモリ利用(Use-after-free)の1件で、深刻度はMozillaの基準で4段階中上から2番目の“High”。最悪の場合、ブラウザーをクラッシュさせられる恐れがある。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストールされている場合は、「Firefox」の更新機能でアップデートすることも可能。