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「IE」「Edge」のFlash対応は2020年末まで ~早めの“脱Flash依存”を
段階的に利用制限を強化、2019年後半には既定で無効化される
2018年3月27日 15:23
23日付けで掲載されたMicrosoft公式ブログ“Japan IE Support Team Blog”の記事で、「Internet Explorer」および「Microsoft Edge」における「Adobe Flash Player」の対応方針が紹介されている。すでに公表されている内容だが、改めて確認しておきたい。
「Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)」以降の「Microsoft Edge」には、“Click-to-Run”と呼ばれる「Adobe Flash Player」のブロック機能が搭載されている。初めて訪れるWebサイトにFlashコンテンツが存在すると、実行許可を求めるフライアウトが現れ、ユーザーが許可した場合のみコンテンツが実行される仕組みで、現行の仕様では実行許可の設定はサイトごとに保存され、一度許可しておけば再訪してもフライアウトは表示されない。
しかし2018年後半には、過去にFlashコンテンツの実行を許可した・しなかったかに関わらず、FlashコンテンツのあるWebサイトを訪れるたびに実行するかどうかを問うフライアウトが現れるようになる。
さらに2019年後半には、「Microsoft Edge」でFlashコンテンツの実行が既定で無効化される。Flashコンテンツを実行できるようにするオプションは用意されるが、閲覧のたびにFlashコンテンツの実行を許可するかどうかを問われるのは変わらない。また、「Internet Explorer」でもこのタイミングでFlashコンテンツの実行が既定で無効化される。
そして2020年末には、「Microsoft Edge」と「Internet Explorer」の両方でFlashコンテンツが実行できなくなる。Flashコンテンツを実行できるようにするオプションも提供されなくなる予定なので、それまでに“脱Flash依存”を完了しておく必要がある。