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「Excel」「Power Point」に翻訳機能が組み込まれる ~“Office 365”の2018年3月更新

「Outlook」、「Visio」にもいくつかの改善

Windows デスクトップ向け「Microsoft Office」の2018年3月更新

 米Microsoftは27日(現地時間)、Windows デスクトップ版「Microsoft Office」の最新バージョン“1803”(Build 9126.2116)を“Office 365”の“月次チャネル”購読者向けに公開した。今回のアップデートでは、「Excel」と「Power Point」に翻訳サービス“Microsoft Translator”が組み込まれた。「Word」と同様、単語やフレーズ、ドキュメント全体を他の言語に翻訳することができる。

 組み込みの“Microsoft Translator”機能は、リボンの[校閲]タブにある[翻訳]ボタンから有効化可能。初回利用時に“インテリジェント サービス”の利用に同意するとサイドパネルが開き、翻訳対象となるテキストを入力できるようになる。翻訳元の言語は自動検出される仕組みで、翻訳先の言語を選択するだけで結果を得ることが可能。

「Excel」と「Power Point」に翻訳サービス“Microsoft Translator”が組み込まれる
「Outlook」では連絡先の“グループ”を作成する機能が追加

 また、「Outlook」では連絡先の“グループ”を作成する機能が追加された。あらかじめメンバーを登録しておけば、“グループ”を利用してメールや出席依頼をまとめて送信することができる。

 そのほかにも、「Visio」にいくつかの改善が行われた。リンクした「Excel」データの更新に合わせて図表をアップデートする同期機能や、「Excel」からコンテンツをインポートして監査ダイアグラムを作成する機能、新しいデータベースモデル図テンプレート、追加のステンシルなどが導入されているという。