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「PowerPoint」に手書きメモの図形変換機能、「Outlook」ではメール読み上げが可能に

Windows デスクトップ向け“Office 365”の2018年4月アップデート

「PowerPoint」の新機能

 米Microsoftは25日(現地時間)、Windows デスクトップ版「Microsoft Office」の最新バージョン“1804”(Build 9226.xxxx)を“Office 365”の“月次チャネル”向けに公開した。「PowerPoint」と「Outlook」で機能の強化が図られている。

 まず、「PowerPoint」ではインクを図形に変換する機能が追加された。走り書きしたメモをテキストやベクター図形として認識・変換し、洗練されたプレゼンテーションを作成できる。楕円や多角形はもちろん、矢印や図形同士をつないだコネクターの認識も可能だ。

「Outlook」の新機能
選択したメールを音声で読み上げる機能が追加

 次に、「Outlook」では選択したメールを音声で読み上げる機能が追加された。本機能は[Outlook のオプション]ダイアログの[簡単操作]セクションで有効化可能(初期状態で有効化)で、リボンの[ホーム]タブから利用できる。

 メールを読み上げる際は、当該部分がハイライトされる。また、メール画面右上に再生コントロールが現れ、一時停止や読み上げ速度の変更、音声の切り替えなどが行える。

 そのほかにも、削除済みのメールを開封済みにする機能が搭載。アラームを見落とさないように作業ウィンドウ上にアラームを表示するオプションが追加された。また、プロジェクト管理ソフト「Project」にもいくつかの改善が導入されている。