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脆弱性を修正した「Pale Moon」v27.9.2が公開 ~レガシーアドオン対応のFirefox派生

Windows 10でSmartScreen機能が迂回できてしまう問題など、CVE番号ベースで6件

「Pale Moon」v27.9.2

 Moonchild Productionsは18日、Webブラウザー「Pale Moon」の最新版v27.9.2を公開した。本バージョンは、脆弱性の修正を含むセキュリティアップデートとなっている。

 今回のアップデートで修正された脆弱性は、CVE番号ベースで6件。Windowsのフィッシング対策機能“SmartScreen フィルター”機能がWindows 10で迂回できてしまう問題やXSLTコンポーネントの脆弱性、Unicode文字列のレンダリング不備によりファイル名の偽装が可能になる欠陥などが修正された。

 「Pale Moon」は、「Firefox」からフォーク(分岐)したオープンソースのWebブラウザー。“Gecko”から派生した独自のレイアウトエンジン“Goanna”を採用しており、古い「Firefox」拡張機能のサポートとユーザーインターフェイスの拡張性を維持している。Windows/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Pale Moon」
【著作権者】
Moonchild Productions
【対応OS】
Windows/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
27.9.2(18/05/18)