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NVIDIAの中の人が作ったツール「GPUProfiler」がアップデート、モニターモードが追加

期間を定めずにデータを採取してグラフ化、デモを行う場合や初期調査に役立つ

「GPUProfiler」v1.06a

 GPUのパフォーマンスを測定・分析するツール「GPUProfiler」の最新版v1.06が、18日(日本時間、以下同)に公開された。64bit版Windowsに対応するフリーソフトで、現在、28日付けでリリースされた修正版v1.06aが、“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。

 「GPUProfiler」は、NVIDIAのエンジニアであるJeremy Main氏が開発したGPUプロファイリングツール。Windowsの標準機能“WMI”などを利用することなく、CPU、メインメモリ、GPU、フレームバッファー、ビデオエンコード・デコードといったリソースの利用率を直接取得することが可能。NVIDIAが公式にサポートするフォーマルなツールではないが、その分アグレッシブな機能追加が期待できるだろう。

 v1.06の目玉は、“モニターモード”がサポートされたこと。本ソフトは[Start]ボタンと[Stop]ボタンでデータの採取期間を指定する使い方が基本だが、[Monitor]ボタンを押して“モニターモード”にすれば、期間を定めずにGPUの状態を可視化することが可能。たとえば、デモンストレーションとしてモニタリングを行いたいだけの場合や、とりあえず軽く調査してみたいといった場合に活用できるだろう。

 なお、“モニターモード”ではグラフの表示期間が300秒間、データの採取間隔が1秒に固定され、ユーザー側で変更することはできない。また、“モニターモード”の終了時にデータをエクスポートすることはできるが、保存できるデータはグラフに表示される300秒間のみとなる。

ソフトウェア情報

「GPUProfiler」
【著作権者】
Jeremy Main 氏
【対応OS】
64bit版Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.06a(18/05/28)