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Apple、ダークモードをサポートした「macOS Mojave」を発表 ~開発者プレビューを開始

正式リリースは今秋になる予定

Apple、「macOS Mojave」を発表

 米Appleは4日(現地時間)、カリフォルニア州サンノゼで開催されている開発者向けイベント“WWDC 2018”で、デスクトップ向けOS「macOS」の次期バージョン「macOS Mojave」を発表した。現在、開発者向けのプレビューが利用可能。一般ユーザー向けのパブリックベータは今月下旬になるという。

 「macOS Mojave」の目玉は、デスクトップ全体の配色を暗くし、コンテンツを際立たせる“ダークモード”だ。OSのコンポーネントはもちろん、ビルトインのアプリもすべてダークモードに対応しているため、統一感のあるクールなデザインを楽しむことが可能。加えて、時刻に合わせてデスクトップイメージを切り替える“Dynamic Desktop”がサポートされるという。

デスクトップに散らばったファイルを自動的に仕分けしてスタック

 そのほかにも、デスクトップに散らばったファイルを自動的に仕分けしてスタックする機能を追加。ファイルのプレビュー機能“クイックルック”で簡単な編集がサポートされるほか、「iOS 12」でサポートされるグループ“FaceTime”にも対応する。また、ビルトインアプリが拡充され、iOSで提供されていたニュースや株価、ボイスメモといったアプリがmacOSでも利用できるようになる。アプリストア“Mac App Store”のデザインもあわせて再設計され、目的のアプリケーションが見つけやすくなるという。

グループ“FaceTime”にも対応
“Mac App Store”のデザインもあわせて再設計され、目的のアプリケーションが見つけやすく

 「macOS Mojave」は、Mid 2012以降のMacおよび“Metal”APIに対応したGPUを搭載した2010/2012モデルのMac Proに対応する。正式リリースは今秋になる予定で、対応端末には無償でアップデートが提供される。