「GitHub for Unity」が正式版に ～「Unity」で“GitHub”リポジトリをGUI管理

「GitHub for Unity」v1.0（同社ブログより引用）

　米GitHubは18日（現地時間）、「GitHub for Unity」v1.0を公開した。「GitHub for Unity」は、ゲーム開発プラットフォーム「Unity」のエディターに“GitHub”のプロジェクト管理を統合する拡張機能。昨年3月にアルファ版が初めてリリースされ、同年6月にオープンソース化。今年3月のベータ版公開以降は、使い勝手の改善と不具合の修正が重ねられていた。

　「GitHub for Unity」を導入すると、「Unity」エディターのサイドパネルで“GitHub”リポジトリを管理することが可能。プロジェクトの履歴をチェックしたり、ブランチを作成して新機能を実装・テストしたり、変更を確認してコミットしたり、ソースコードを“GitHub”へプッシュしたりといった処理がGUIのみで行える。また、複数の開発者が同じファイルを編集して競合が発生するのを防ぐために、ファイルをロックする仕組みも備える。

　初の正式版となるv1.0では、このファイルロックを管理する機能がコミットやブランチ管理に並ぶトップレベル機能となり、新設の［Locks］ビューから気軽に利用できるようになった。また、コミットを行う［Changes］ビューでは好みの外部プログラムを利用して差分表示（Diff）できるようになった。

　そのほかにも、「Git」と「Git LFS」をオンデマンドでダウンロードする仕組みにしてパッケージサイズを削減。新しいバージョンがあれば「Unity」にそれを通知する機能が追加された。また、ユーザー名またはアカウントに紐付けられたメールで“GitHub”アカウントへサインインできるようになっている。

　「GitHub for Unity」は「Unity 5.6」、「Unity 2017」、「Unity 2018」に対応しており、現在、公式サイトから無償でダウンロート可能。Windows/Macの両方で利用できる。