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PCメンテナンスソフト「Glary Utilities」のインストーラーに脆弱性 ~JVNが警告

v5.100で修正済み。セットアップの際は最新版インストーラーの利用を

“JVN”が公開した脆弱性レポート(JVN#84967039)

 脆弱性ポータルサイト“JVN”は7月3日、PCメンテナンスソフト「Glary Utilities」のインストーラーに脆弱性が存在することを明らかにした。

 “JVN”が公開した脆弱性レポート(JVN#84967039)によると、「Glary Utilities」のインストーラーにはDLLを読み込む際の検索パスに問題があり、インストーラーと同じフォルダーに存在する特定のDLLを誤って読み込んでしまう恐れがあるという。最悪の場合、インストーラーを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。脆弱性の深刻度は“CVSS v3”の基本値で“7.8”、“CVSS v2”の基本値で“6.8”と評価されている。。

 影響を受ける製品とそのバージョンは、「Glary Utilities」「Glary Utilities Pro」のv5.99およびそれ以前。最新版のv5.100ですでに修正されているという。「Glary Utilities」に限らず、インストーラーはなるべく最新のものを利用するようにしたい。

 なお、本脆弱性の影響を受けるのはインストーラーの起動時のみ。すでにセットアップを完了した環境で問題が発生していなければ、対処の必要はない。

ソフトウェア情報

「Glary Utilities」
【著作権者】
GlarySoft.com
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/Server 2008/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(個人かつ非商用利用のみ)
【バージョン】
5.100.0.122(18/06/26)