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PCメンテナンスソフト「Glary Utilities」のインストーラーに脆弱性 ~JVNが警告
v5.100で修正済み。セットアップの際は最新版インストーラーの利用を
2018年7月3日 15:03
脆弱性ポータルサイト“JVN”は7月3日、PCメンテナンスソフト「Glary Utilities」のインストーラーに脆弱性が存在することを明らかにした。
“JVN”が公開した脆弱性レポート(JVN#84967039)によると、「Glary Utilities」のインストーラーにはDLLを読み込む際の検索パスに問題があり、インストーラーと同じフォルダーに存在する特定のDLLを誤って読み込んでしまう恐れがあるという。最悪の場合、インストーラーを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。脆弱性の深刻度は“CVSS v3”の基本値で“7.8”、“CVSS v2”の基本値で“6.8”と評価されている。。
影響を受ける製品とそのバージョンは、「Glary Utilities」「Glary Utilities Pro」のv5.99およびそれ以前。最新版のv5.100ですでに修正されているという。「Glary Utilities」に限らず、インストーラーはなるべく最新のものを利用するようにしたい。
なお、本脆弱性の影響を受けるのはインストーラーの起動時のみ。すでにセットアップを完了した環境で問題が発生していなければ、対処の必要はない。
ソフトウェア情報
- 「Glary Utilities」
- 【著作権者】
- GlarySoft.com
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/Server 2008/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人かつ非商用利用のみ)
- 【バージョン】
- 5.100.0.122(18/06/26)