ニュース

Microsoft、次世代アプリパッケージ“MSIX”を作成・編集するツールをストアで公開

プレビュー版「Windows 10」で利用可能

Microsoft、「MSIX Packaging Tool」のプレビュー版をストアで公開

 米Microsoftは7月25日(現地時間)、「MSIX Packaging Tool」のプレビュー版が“Microsoft Store”で入手可能になったことを発表した。既存のWin32アプリケーションパッケージをMSIXパッケージへ変換できる。

 “MSIX”は、Windowsアプリケーションで広く採用されているインストールパッケージ“MSI”の後継となるフォーマット。“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”アプリケーションで採用されている“APPX”のモダンな設計が採り入れてられており、サンドボックス化によるセキュリティや安定性の向上、ストリーミングインストールや差分アップデートによるストレージやネットワークの負担軽減といったAPPXのメリットを享受できる。

 プレビュー版「MSIX Packaging Tool」は、手元にあるMSI/EXEファイルをMSIXへパッケージングしたり、既存のMSIXパッケージをベースに新しいMSIXパッケージを作成するためのツールで、作成したMSIXパッケージを開いて中のコンテンツやプロパティを編集することも可能。今後はオプションの拡充やコマンドラインインターフェイスのサポートが予定されているという。

「MSIX Packaging Tool」

 なお、「MSIX Packaging Tool」を利用するには「Windows 10」Build 17701以降と“Windows Insider Program”(Fast/Slowリング)へ参加済みの“Microsoft アカウント”が必要。実行時に管理者権限が要求される点にも注意したい。