ニュース
内蔵エディターで修正・マージ、「Git」のGUIクライアント「GitKraken」v4.0が公開
差分ビューの強化をはじめとする使い勝手の向上も図られる
2018年8月22日 07:15
米Axosoftは8月15日(現地時間)、クロスプラットフォーム対応の「Git」クライアントソフト「Axosoft GitKraken」の最新版v4.0を公開した。メジャーアップデートとなる本バージョンでは、新たにテキスト編集機能が内蔵された。コミット前のちょっとした修正やマージ作業を「GitKraken」上で行える。
「GitKraken」の内蔵エディターは「Visual Studio Code」でもお馴染みのコンポーネント「Monaco Editor」を採用しているようで、構文ハイライト、コードヒント、ファイルミニマップ、ファイル検索などをサポートする本格派だ。初期状態では編集がロックされているが、ファイルビュー・差分(Diff)ビューで編集ボタンを押すと、編集可能モードに切り替わる。
一方、差分ビューではあらたにインライン(Inline)モードが追加された。変更箇所の差分のみを表示する“Hunk”、ファイル全体を比較して1画面に差分をまとめた“Inline”、2画面で変更箇所を見比べられる“Split”の3つのモードを切り替えられる。
そのほかにも、コマンドでファイルを作成・削除する機能やレポジトリを閉じる機能が追加。タスク追跡ツール「GitKraken Glo」との連携も強化され、特定の「GitKraken」レポジトリを「Glo」のボードを紐づけられるようになっている。
「GitKraken」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、非商用に限り無償で利用できる。現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降に対応しており、窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。執筆時の最新版は、17日付けでリリースされたv4.0.2。
ソフトウェア情報
- 「Axosoft GitKraken」Windows版
- 【著作権者】
- Axosoft, LLC
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(非商用に限る)
- 【バージョン】
- 4.0.2(18/08/17)