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内蔵エディターで修正・マージ、「Git」のGUIクライアント「GitKraken」v4.0が公開

差分ビューの強化をはじめとする使い勝手の向上も図られる

「GitKraken」v4.0.2

 米Axosoftは8月15日(現地時間)、クロスプラットフォーム対応の「Git」クライアントソフト「Axosoft GitKraken」の最新版v4.0を公開した。メジャーアップデートとなる本バージョンでは、新たにテキスト編集機能が内蔵された。コミット前のちょっとした修正やマージ作業を「GitKraken」上で行える。

 「GitKraken」の内蔵エディターは「Visual Studio Code」でもお馴染みのコンポーネント「Monaco Editor」を採用しているようで、構文ハイライト、コードヒント、ファイルミニマップ、ファイル検索などをサポートする本格派だ。初期状態では編集がロックされているが、ファイルビュー・差分(Diff)ビューで編集ボタンを押すと、編集可能モードに切り替わる。

「GitKraken」の内蔵エディター

 一方、差分ビューではあらたにインライン(Inline)モードが追加された。変更箇所の差分のみを表示する“Hunk”、ファイル全体を比較して1画面に差分をまとめた“Inline”、2画面で変更箇所を見比べられる“Split”の3つのモードを切り替えられる。

 そのほかにも、コマンドでファイルを作成・削除する機能やレポジトリを閉じる機能が追加。タスク追跡ツール「GitKraken Glo」との連携も強化され、特定の「GitKraken」レポジトリを「Glo」のボードを紐づけられるようになっている。

 「GitKraken」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、非商用に限り無償で利用できる。現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降に対応しており、窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。執筆時の最新版は、17日付けでリリースされたv4.0.2。

ソフトウェア情報

「Axosoft GitKraken」Windows版
【著作権者】
Axosoft, LLC
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用に限る)
【バージョン】
4.0.2(18/08/17)