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Mozilla、“Firefox Public Data Report”を公開 ~「Firefox」で収集したデータを集計・一般提供

1日当たりの平均利用時間や、どのアドオンが多く利用されているかを知ることができる

“Firefox Public Data Report”

 Mozillaは8月28日(米国時間)、“Firefox Public Data Report”を公開した。デスクトップ版「Firefox」のテレメトリ機能で収集したさまざまなユーザーデータを集計し、一般提供したものだ。

 Mozillaは2年前にも“Firefox Hardware Report”を公開している(参考記事)が、これは「Firefox」がどのような環境(CPUやGPU、OSなど)で利用されているかを集計するものだった。今回リリースされた“Firefox Public Data Report”は、これにデスクトップユーザーがWebブラウザーをどのように利用しているかに関するデータを追加し、拡張している。

 “Firefox Public Data Report”で扱われている指標は10個で、1日当たりの平均利用時間や、どのアドオンが多く利用されているかといったデータが含まれている。画面右上のプルダウンを利用すれば、集計対象を全世界から上位10カ国のいずれかに切り替えることも可能。残念ながら日本のみのデータを閲覧することはできないが、将来的には指標や国を追加する予定があるとのことなので期待したい。

“Firefox Public Data Report”では10項目の指標でユーザーの利用動向を分析。集計対象を全世界から上位10カ国のいずれかに切り替えることも可能

 なお、「Firefox」で収集されるデータはあくまでも製品の改善を目的としたもので、誤ってプライバシーを害する恐れのあるものは収集しないよう、万全なチェック体制が敷かれている。それでもこうしたデータを収集されるのを好まない場合は、設定画面(about:preferences#privacy)でデータ収集機能を無効化することが可能だ。

設定画面(about:preferences#privacy)