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GitHub、「Visual Studio Code」でプルリクエストを一覧・管理できる拡張機能を公開

ワンクリックでローカルにチェックアウト、ディスカッションも可能で協業を促進

「GitHub Pull Requests」

 米GitHubは9月8日(現地時間)、「Visual Studio Code」向けの拡張機能「GitHub Pull Requests」をプレビュー公開した。作業中の“GitHub”リポジトリに送られているプルリクエスト(PR)を「Visual Studio Code」上で一覧し、ワークエリアで直接レビューできる。コメントを加えたり、ワンクリックでローカルにチェックアウトし、動作を検証することも可能だ。

 “GitHub”は今年6月、米Microsoftによって買収された。その際、Microsoftは“GitHub”のエンタープライズ利用を促進するとともに、他のMicrosoftツールとの連携を強化していく考えを示していたが、今回リリースされた「GitHub Pull Requests」拡張機能はその成果といえるだろう。

 本拡張機能は現在、“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロード可能。案内に従って“GitHub”の認証処理を完了すると、[ソース管理]タブにPRのツリーがあらわれる。

案内に従って“GitHub”の認証処理を完了すると、[ソース管理]タブにPRのツリーがあらわれる

 このツリーではローカルのPRブランチ、自分のレビューを待っているPR、自分にアサインされたPR、自分が作成したPRがカテゴライズされている。自分とは関係ないプルリクエストを含むすべてを一覧することも可能。

 PRツリーの配下には、PRの“Description”に加え、変更のあるファイルがリストアップされる。“Description”を開けば、当該PRの概要を確認可能。チェックアウトやコメントの追加、PRのクローズなどはここから行える。

“Description”ビュー

 一方、ファイルを開くとソースコードの差分を確認可能。この差分ビューでは、ソースコードにコメントを追加してディスカッションを開始できる。

差分ビュー

 なお、本拡張機能を利用するには、先日リリースされたばかりの「Visual Studio Code」v1.27が必要。「Visual Studio Code」v1.27には、プルリクエストとそれに関連するメタデータを管理できる新しいAPIが追加されている。このAPIを利用すれば、“GitHub”以外のプロバイダーを「Visual Studio Code」と連携させることも可能だ。

ソフトウェア情報

「GitHub Pull Requests」
【著作権者】
GitHub
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.2(18/09/10)