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Mozilla、「Firefox 62」をアップデート。安定性とセキュリティの向上を図る

脆弱性の修正は“Moderate”が1件

「Firefox」v62.0.2

 Mozillaは9月21日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v62.0.2を公開した。本バージョンは、機能の改善や不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート。脆弱性の修正も行われている。なお、前バージョンのv62.0.1はAndroid版のみがリリースされた。デスクトップ版はスキップされている。

 今回のアップデートでは、言語パックやプロファイル周りの処理を改善。クラッシュや破損が減り、安定性が向上した。また、一部のWebサイトで発生していたレンダリングの不具合や、廃止予定のTLS設定を利用しているWebサイトとの間で互換性が失われていた問題が解決されている。

 脆弱性の修正は、CVE番号ベースで1件。SSLで利用されている“TransportSecurityInfo”がクラッシュする恐れのある欠陥(CVE-2018-12385)が修正された。他の脆弱性を組み合わせて悪用される可能性があり、深刻度はMozillaの基準で4段階中上から3番目の“Moderate”と判定されている。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでにインストールされている場合は更新機能を利用してアップデートすることも可能。