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「Thunderbird」v60.2.1が公開 ~「Thunderbird 52」系統のユーザーにも自動配信
変更点はカレンダーの改善と不具合の修正が主
2018年10月4日 13:06
Mozillaは10月2日(米国時間)、オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v60.2.1を正式公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版「Thunderbird」はWindows 7およびWindows Server 2008 R2以降に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
本バージョンは「Thunderbird 52」系統のユーザーに対しても自動アップデートとして提供される。「Thunderbird 60」では、「Firefox Quantum」の“Photon”デザインが導入されるなど、数多くの改善が盛り込まれている。詳細については、「Thunderbird 60」のリリースを報じた記事を参照してほしい。なお、v60.1.0とv60.2.0のリリースはスキップされているとのこと。
v60.2.1における変更は、カレンダーの改善と不具合の修正が主。カレンダーでは、週が始まる日とワーキングデーの設定がOSのロケールに従うようになった。ただし、設定を反映させるには、OSのロケールを変更した後に「Thunderbird」を再起動する必要がある。また、カレンダーのアイコンがすべてのプラットフォームで“Photon”スタイルに切り替えられた。
なお、本バージョンでは今のところ脆弱性の修正は案内されていない。チャット機能で“Twitter”が動作しないという既知の不具合が報告されているが、これは“twitter.com”のAPI変更による影響とのこと。これは近日中に解決される見込みだ。
10月15日編集部追記:本記事では、「Thunderbird」v60.2.1が「Thunderbird 52」系統のユーザーに対しても自動アップデートとして提供されるとお伝えしておりますが、環境によってはいまだ提供されていない場合があることを編集部で確認しました。「Thunderbird」v60.2.1には脆弱性の修正も含まれるため、自動アップデートが配信されない場合はインストーラーをダウンロードしてアップデートすることをお勧めします。