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Microsoft、「SQL Server 2017」のサービスモデルを変更

CU13から配信頻度は2カ月に1度、スリップストリームメディアの提供はなし

公式ブログ“SQL Server Release Services”

 米Microsoftは10月8日(現地時間)、「SQL Server 2017」のサービスモデルを変更することを発表した。

 「SQL Server 2017」以降の「SQL Server」では、これまで採用されていた“サービスパック”モデルに代わり、“累積的更新プログラム(CU:機能改善を含むすべてのアップデート)”と“重要な更新プログラム(GDR:致命的な不具合のみを含んだアップデート)”を提供する、より“モダンな”サービスモデルが採用されている。一般的に新しいメジャーリリースに対する修正の多くは最初の12カ月間に集中しているため、CUはメジャーリリースから1年間は毎月、その後は四半期に1度のペースで提供することになっていた。

 今回の発表では、メジャーリリースから1年経ったあとのCUの配信頻度が“四半期に1度”から“2カ月に1度”へ改められた。これにより、顧客は最新のアップデートをより早く入手できるようになる。この変更は12月18日に配信される“CU13”から適用される予定。ただし、3年目からは四半期に1度のペースとなる可能性もある。

 また、“CU12”で予定されていた“スリップストリームメディア”の提供は行われない。“スリップストリームメディア”とは、インストールとこれまでの修正プログラムの適用を同時に行えるようにするものだが、“CU12”をベースにしたものを配信・適用してしまうと、“GDR”を選択することができなくなる。そのため、同社は代わりにRTMメディアと目的のアップデートメディアを利用した“手動ストリップストリーミング”を推奨している。