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「Google Earth Studio」が発表 ~「Google Earth」のデータ・エンジンでアニメーションを制作
ニュース配信、研究、教育、公益が目的であれば無償
2018年12月10日 08:52
米Googleは、「Google Earth」の3D画像と衛星画像を使ったWebブラウザーベースのアニメーションツール「Google Earth Studio」を発表した。
「Google Earth Studio」は、バーチャルな地球上でカメラを操作しながら衛星画像・地図・地形・建物の3Dモデルなどを撮影し、アニメーションコンテンツを制作できるツール。「Google Earth」と同じエンジン、同じデータを利用しているが、「Google Earth」が探索・学習を主目的としているのに対し、「Google Earth Studio」は動画ツールのようなタイムラインを備えるなど、コンテンツの制作に特化している点が異なる。
最新版の「Google Earth Studio 1.0」ではKMLサポートが拡充されたほか、“Google ドライブ”との連携が強化。KML/KMZファイルを直接“Google ドライブ”から参照できるようになり、KMLファイルの共有が簡単になった。また、ネイティブハードウェアの活用により、パフォーマンスとレンダリング速度が向上しているという。
「Google Earth Studio」はニュース配信、研究、教育、公益を目的とするならば、無償。現在のところ、Windows/Mac版の「Google Chrome」で利用できる。デスクトップ版の「Google Chrome」しかサポートされないのは、はネイティブハードウェアを利用するために「NaCL(Native Client)」という古い仕組みを利用しているため。同社は“WebAssembly”の進歩に注目しており、マルチスレッド機能が充実すれば移行したい考えだ。
なお、利用に際しては“Google アカウント”が必要。現在はプレビュー公開という扱いになっており、“Google アカウント”でログインした状態でフォームに必要事項を記入し、利用許可を個別に申請しなければならない。