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特定のウィンドウのみを共有する機能などを追加 ~「Skype」アプリの最新版が公開
動画チャット中に背景をぼかす機能などもサポート
2019年1月30日 06:40
米Microsoftは1月22日(現地時間)、「Skype」v8.37.0.98をWindows デスクトップ/Windows 10/Mac向けにリリースした。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。すでにインストール済みの場合は、アップデートが段階的に配信される。
本バージョンでは新しい連絡先パネルが導入されたほか、ビデオ機能やスクリーン共有機能の強化が図られた。また、グループ通話中に特定のユーザーへクイックメッセージを送信できるようになるなど、細部の使い勝手も改善されている。
特定のウィンドウのみを共有
「Skype」ではビデオ通話中にスクリーンを共有できるが、従来はモニター単位でしか共有範囲を選べなかった。しかし、最新版では共有範囲の選択画面上部でオプションを切り替えることにより、アプリウィンドウ単位でスクリーン共有を行うことも可能。デスクトップが片付いていなくても、気軽にスクリーンを他人と共有することができる。
なお、この機能は今のところ「Skype for Windows デスクトップ」と「Skype for Mac」でのみ利用可能だ。
新しい連絡先パネル
連絡先パネルではカスタマイズオプションが拡充され、より細かく動作をコントロールできるようになった。既存の連絡先に電話番号を追加したり、知り合いかもしれないユーザーをサジェストする機能も導入されている。
ビデオ通話の改善
ビデオ通話中にカメラアイコンの上へマウスカーソルを移動させると、詳細設定がポップアップ表示されるようになった。また、背景にぼかし効果を加える機能もサポートさた。部屋が散らかっていても気兼ねなく動画チャットを楽しむことができる(いずれも編集部の環境では未確認)。
そのほかにも、米NewTek社のビデオ制作ワークフロー支援プロトコル“NDI”が「Skype for Windows 10(バージョン14)」でサポートされた。
SMSメッセージを受信する(日本未対応)
最後に、発信者IDが設定されたSkype番号を持っている場合、「Skype」でSMSメッセージを受信できるようになった。ただし、サポートされるのは米国のみだ。