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2月のパッチでWindowsの元号処理や仮想マシンの復元に問題 ~Microsoftが修正版を公開
問題が発生している環境などのためのオプションパッチ
2019年2月20日 15:48
米Microsoftは2月19日(現地時間)、Windows向けの累積的更新プログラムを新たに公開した。「Windows 10 バージョン 1809」「Windows Server 2018」を除くほぼすべてのバージョンが対象となっている。
クライアントOS
- Windows 10 バージョン 1803:KB4487029
- Windows 10 バージョン 1709:KB4487021
- Windows 8.1:KB4487016
- Windows 7 SP1:KB4486565
サーバーOS
- Windows Server 2016:KB4487006
- Windows Server 2012 R2:KB4487016
- Windows Server 2012:KB4487024
- Windows Server 2008 R2 SP1:KB4486565
- Windows Server 2008 SP2:KB4487022
修正内容は多岐にわたるが、2019年2月の月例パッチで確認されていた既知の問題への対応が含まれているのが目につく。レジストリで管理されている元号データのアップデートに伴い元号の省略表記や日付の解釈が正常に行えなくなっていた問題(PC Watchの記事も参照)、特定の条件下で仮想マシン(VM)が正常に復元できなくなる問題、ソースにバックスラッシュ(¥)を含んだ相対パスを指定している場合に「Internet Explorer」が画像を読み込めなくなる問題などが解決されている。
なお、これらの更新プログラムは現在、“Microsoft Update カタログ”からダウンロード可能。“Windows Update”では“オプション”扱いになっているため、手動でアップデートの有無をチェックしない限りダウンロードされないはずだ。