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デスクトップユーザーの20%以上が1週間以内に誤検知を体験 ~AV-Comparativesのアンケートより

VPNの利用率は45%、イラン・アラブ首長国連邦・イラク・中国などで高い利用率

AV-Comparatives、“IT Security Survey 2019”を公開

 セキュリティ製品の第三者評価を行っているオーストリアのAV-Comparativesは2月21日(現地時間)、毎年行われているセキュリティ製品に関するアンケート調査の結果“IT Security Survey 2019”を発表した。アンケートは2018年12月14日~24日にかけて行われ、有効回答数3,302件。米国やロシアをはじめとする世界88カ国から回答が得られたという。

 アンケートによると、回答者の約35%が過去1週間以内にマルウェア対策ソフトで悪意のあるファイルやWebサイトを検出・ブロックしていた。一方、回答者の20%以上が過去1週間以内にマルウェア対策ソフトによる誤検知・誤ブロックを経験したと回答している。

 また、ほぼ45%の回答者がVPNを利用しており、特にイラン(95%)・アラブ首長国連邦(87%)・イラク(84%)・中国(75%)・トルコ(64%)・ウクライナ(60%)で利用率が高かった。AV-Comparativesによると、VPNが禁止されている、または禁止することを検討している国で、VPNの利用率が高いという。これ以外の多くの国では4分1~3分の1ほどの回答者がVPNを利用していると回答している。