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「Office 365」でローカルファイルもクラウドへ送って自動保存が可能に

「PowerPoint」に手書き“インク”をキレイに整形、数式へ変換する機能が導入

 米Microsoftは3月4日(現地時間)、「Office 365 ProPlus」の月次チャンネルをアップデートした(バージョン 1902、ビルド 11328.20146)。“Office 365”の購読者であれば、最新版が自動でダウンロード・適用される。

 “バージョン 1902”の目玉は、手書きの“インク”をキレイに整形された数式テキストへ変換する機能が「PowerPoint」へ追加されたこと。わざわざ数式エディターを利用しなくても、ペンで簡単にフォーマットされた数式をスライドへ挿入できる(参考記事)。

手書きの“インク”をキレイに整形された数式テキストへ変換する機能が「PowerPoint」へ導入

 また、ローカルファイルをクラウドストレージ“OneDrive”へアップロードし、ドキュメントの変更を自動で保存する機能が導入された。これまでドキュメントを自動保存する機能はクラウドファイルを編集している場合のみ利用できたが、本バージョンでは[ファイル]-[開く]画面からローカルファイルを開いた場合も有効化できるようになっている。個人の“OneDrive”と会社・学校の“OneDrive”の両方を利用しているケースにも対応しており、どちらのストレージに保存するかを選択することが可能だ。

ローカルファイルをクラウドストレージ“OneDrive”へアップロードし、ドキュメントの変更を自動で保存

 そのほかにも、「Office 365 ProPlus」のインストールに「Microsoft Teams」がデフォルトで含まれるようになる。ただし、これは今のところ新規にインストールを行った場合のみだ。また、「Skype for Business」はいずれ「Microsoft Teams」で置き換えられる方針だが、すでにインストールされている場合、「Skype for Business」が勝手に削除されることはない。