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PCでスマホの通知をチェック・整理可能に～ 「Windows 10 20H1」Build 18885/18890

スマホの画面へPCからアクセスできるようにする“Phone screen”の対応デバイスが拡充

2019年5月3日 16:00

「Windows 10 Insider Preview」Build 18890（20H1）

　米Microsoftは4月26日（現地時間、以下同）、「Windows 10 Insider Preview」Build 18885（20H1）を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加しているユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介してアップデートできる。

　「Windows 10 20H1」は、「Windows 10 19H2」（今秋正式公開）の次にリリースされる予定の機能アップデート。順調にいけば2020年春に正式公開される。

　Build 18885では、「スマホ同期」アプリが強化。スマートフォンの画面へPCからアクセスできるようにする“Phone screen”機能の対応デバイスが拡充され、以下のモデルが新たにサポートされた。

  • OnePlus 6
  • OnePlus 6T
  • Samsung Galaxy S10e
  • Samsung S10
  • Samsung S10+
  • Samsung Note 8
  • Samsung Note 9

　また、モバイル通知を同期する機能も導入された。Android端末へインストールした「スマホ同期管理アプリ」が端末の通知へアクセスできるように設定すれば、スマートフォンで受信した通知を「スマホ同期」アプリで一覧することが可能。PCの「スマホ同期」アプリ側で通知を削除すれば、スマートフォン側からもその通知が取り除かれる。スマートフォンに送られてきた通知が、デスクトップにトーストで通知されるのも便利だ。

「スマホ同期管理アプリ」アプリがAndroid端末の通知へアクセスできるように設定する必要がある
「スマホ同期」アプリでスマートフォンの通知を一覧・管理。デスクトップにトーストで通知されるのも便利

　ちなみに、「スマホ同期」アプリを利用するには「Windows バージョン 1803」以降が必要。通知の同期機能は、Android 7.0以降を搭載していればほとんどのスマートフォンで利用できるはずだ。

　そのほかにも、このビルドではディクテーション機能（音声入力。［Windows］＋［H］キーで利用可能）のサポート言語が拡充された（日本語は未対応）。また、「フィードバック Hub」アプリ（v1.1903）がロールアウトされ、英語のフィードバックを閲覧したり、英語でフィードバックを投稿できるようになった。

ディクテーション機能（［Windows］＋［H］キー）は日本語と未対応

　なお、5月1日にはBuild 18890がリリース済み。このビルドにおける変更は不具合の修正が主で、新機能は導入されていないようだ。