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「Firefox」v66.0.4が公開 ~アドオンが利用不能になる問題を修正

「Firefox ESR」やAndroid版「Firefox」にもアップデートを提供

「Firefox」v66.0.4

 Mozillaは5月5日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新安定版v66.0.4を公開した。現在、MozillaのWebサイトからダウンロード可能。インストール済みの場合は、ツールバー右端のメニューボタンから[ヘルプ]-[Firefox について]メニューへアクセスし、バージョン情報ダイアログを開くと最新版へ更新できる。

 「Firefox」では先週末より、中間証明書の有効期限切れが原因でインストール済みの拡張機能やテーマ、検索エンジン、言語パックが利用不能となったり、新規にインストールできなくなる問題が発生していた。Mozillaは証明書チェーンの修正を実施するとともに、「Firefox」の調査機能を通じてホットフィックスをロールアウトして対応に努めていた。

「Firefox」の調査機能を通じて導入されてホットフィックス。“about:studies”画面で確認できる

 今回リリースされたv66.0.4を導入すれば、「Firefox」の調査機能を無効化している環境でもこの問題への対策が有効となる。カスタマイズ設定がリセットされたり、一部のアドオンで再インストールや手動での有効化が必要となるなど、まだ解決すべき問題が何点か残されているが、週明けに影響が広がらないようリリースを優先したという。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、企業向けの長期サポート版「Firefox ESR」やAndroid向け「Firefox」でも、同様の修正を施した最新版がリリースされているとのこと。