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「Visual Studio Code」でリモート開発 ~Microsoftが新しい拡張機能パックをリリース

リモートサーバー/コンテナー/WSLへ手軽にリモート接続

「Remote Development」v0.12.0

 米Microsoftは4月30日(現地時間)、「Remote Development」拡張機能パックを「Visual Studio Code」向けにプレビュー公開した。現在、“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロードできる。

 この拡張パックを導入すると、手元の「Visual Studio Code」からリモート環境へ接続し、そこでアプリ開発を行うことが可能。ソースコードをローカル環境に置く必要がなくなる上、ターミナルプロセスや開発アプリ、デバッガーがリモートで実行されるため、アプリを運用するOSと異なるOSで開発・デバッグしたり、開発する環境をサンドボックス化してポータブルにしたり、複数のメンバーで開発する環境を統一するのが容易になる。

「Remote Development」拡張機能パックのアーキテクチャー

 「Remote Development」拡張機能パックでは、接続先としてリモートサーバー(SSH)、コンテナー、「Windows Subsystem for Linux(WSL)」の3つが選べる。「Visual Studio Code」の画面左下にある接続アイコンをクリックし、接続先を選択すると、それぞれに適した拡張機能(「Remote - SSH」、「Remote - Container」、「Remote - WSL」)が個別に追加される。

手元の「Visual Studio Code」からリモート環境へ接続し、そこでアプリを開発

 なお、この拡張パックは今のところプレビュー版の「Visual Studio Code Insiders」でしか動作しないので注意。「Visual Studio Code Insiders」は、安定版の「Visual Studio Code」と同じ環境に同居させることができる。プレビュー版と安定版を併用している場合は、無用な事故を避けるためにも“Visual Studio Marketplace”から直接拡張機能をインストールするのではなく、「Visual Studio Code」内からセットアップするのがおすすめだ。

ソフトウェア情報

「Remote Development」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.12.0(19/05/03)