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デスクトップ向け「Google Chrome 75」に2件の脆弱性 ~修正版がリリース

JavaScriptエンジンのクラッシュや情報漏洩の欠陥を修正

「Google Chrome」v75.0.3770.142

 米Googleは7月15日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版v75.0.3770.142を公開した。本バージョンは、不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート。セキュリティ問題への対応も含まれている。

 同社によると、「Google Chrome」v75.0.3770.142で修正された脆弱性は2件。JavaScriptエンジン「V8」でsealed/frozen要素がクラッシュする問題(CVE-2019-5847)と、フォントサイズによって機密情報が漏洩する問題(CVE-2019-5848)が解決された。脆弱性の深刻度は前者が同社基準で4段階中上から2番目の“High”、後者が上から3番目の“Medium”と評価されている。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10で利用できる。すでにインストール済みの場合は、バージョン情報画面(chrome://settings/help)を開くことで最新版へアップデート可能だ。