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「Word」の“フォーカス モード”がWindowsにも ~「Office 365」の2019年7月更新

Officeドキュメントへのリンクをデスクトップアプリで開く機能などを新たに導入

「Office 365」の2019年7月更新

 米Microsoftは7月29日(現地時間)、「Office 365 ProPlus」の月次チャンネルをアップデートした(バージョン 1907、ビルド 11901.20176)。“Office 365”の購読者であれば、最新版が自動でダウンロード・適用される。

 本バージョンではさまざまな不具合やパフォーマンスに関する修正が施されたほか、「Word」「Excel」「PowerPoint」でWebブラウザーやアプリからOfficeドキュメントへのリンクを開く方法を選択する機能が導入された。オプションダイアログの[詳細設定]-[リンク処理]のオプションを有効化すれば、OfficeドキュメントへのリンクをWebブラウザーでそのまま開くのではなく、デスクトップアプリで開けるようになる。

Officeドキュメントへのリンクを開く方法を選択する機能が導入

 そのほかにも、以下の新機能が利用できるようになっている。

Word

 Macでサポートされている“フォーカス モード”がWindowsでも利用できるようになった。このモードを有効化するとすべてのツールバーが非表示となり、全画面表示でドキュメントの内容に集中できる。

“フォーカス モード”がWindowsでも利用可能に

 また、インクの消しゴムツールが強化され、細かい修正が可能な極小の消しゴムサイズが選択できるようになった。

細かい修正が可能な極小の消しゴムサイズ

Excel

 スプレッドシートを強化する6つの新しい関数が追加された。

  • FILTER:定義した条件に基づいてデータの範囲をフィルター処理
  • SORT:範囲または配列の内容を並べ替え
  • SORTBY:範囲または配列の内容を、対応する範囲または配列の値に基づいて並べ替え
  • UNIQUE:一覧または範囲内の一意の値の一覧を返す
  • SEQUENCE:1、2、3、4 など、配列内の連続した数値の一覧を生成
  • RANDARRAY:ランダムな数値の配列を返す

 また、地理データ型を利用してより精度の高い・機能が豊富な地図グラフを作成できるようになった。

PowerPoint

 動画サービス“Microsoft Stream”にビデオを保存し、そのリンクを挿入できるように。この機能は個人契約または教育機関向けのサブスクリプションが必要。