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挿入した図形を手書き風に変換 ~「Office 365」の2019年8月更新がロールアウト

300以上ものアイコンライブラリをキーワードで検索する機能も

「Office 365」の2019年8月更新

 米Microsoftは8月26日(現地時間)、「Office 365 ProPlus」の月次チャンネルをアップデートした(バージョン 1908、ビルド 11929.20254)。“Office 365”の購読者であれば、最新版が自動でダウンロード・適用される。

 本バージョンでは「Office」アイコンがリデザインされたほか、6月更新で拡充された[アイコンを挿入]ダイアログが強化され、キーワードでアイコンを検索できるようになった。このダイアログには300以上ものアイコンが収録されているが、従来はカテゴリー分けされているだけで、検索機能は用意されていなかった。最新ビルドではこの弱点が克服されている。

 また、「Word」「Excel」「PowerPoint」で、挿入した図形(シェイプ)を手書き風にする機能が導入された。図形を選択すると“リボン”に[図形の書式]タブが現れるので、[図形の枠線]コマンドへアクセスしてみよう。[スケッチ]というメニューが新設されており、そこで好みの手書きスタイルが選べる。この機能はシェイプでしか利用できないが、[図形に変換]コマンドでシェイプへ変換してしまえば、アイコンなどにも適用可能だ。

 そのほかにも、「Outlook」で予定や会議をスケジュールする際に[場所]の候補(会議室や住所など)補完する機能や、「Excel」のコメントを[解決]コマンドで折り畳み、未処理のアイテムを目立たせる機能などが導入されている。これらの新機能は段階的にロールアウトされるため、すぐには利用できないことがあるが、いずれ導入されるはずだ。