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300個以上の新しいアイコンを追加~「Office 365」の2019年6月更新がロールアウト

「Outlook」はインク対応、シンプルな新しいリボンも。「Excel」は3Dモデルに対応

300個以上の新しいアイコンを追加~「Office 365」の2019年6月更新がロールアウト

 米Microsoftは6月24日(現地時間)、「Office 365 ProPlus」の月次チャンネルをアップデートした(バージョン 1906、ビルド 11727.20210)。“Office 365”の購読者であれば、最新版が自動でダウンロード・適用される。

 本バージョンでは、300個以上の新しいアイコンを追加。“リボン”の[挿入]タブにある[図]-[アイコン]コマンドを利用すれば、キーワードでアイコンを検索してドキュメントへ挿入できる。この機能は、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」で利用可能。

 そのほかにも、「Outlook」に多くの機能追加が行われた。なかでも目玉は、プレビュー版でテストされていたインク機能や“シンプル リボン”が正式に導入されたことだろう。

 「Outlook」のインク機能は、タッチ対応デバイスならば初期状態で有効化される。メールの編集画面を開いてペンで画面をタップすれば、“リボン”に[インク]タブが追加される。

インク機能

 一方、“シンプル リボン(Simplified ribbon)”は[近日公開の機能]オプションを有効化していた環境でテストされていた新しい“リボン”だ。Windows 10版「OneNote」のリボンによく似たコンパクトな1列表示になっており、編集画面を大きくとることができる。“シンプル リボン”からあふれてしまったコマンドはプルダウンメニューに追い出されてしまうが、右クリックメニューから[リボンに固定]オプションを有効化すれば、常に画面に表示させておくこともできる。

簡素なデザインながらカスタマイズ性に優れた“シンプル リボン”

 なお、“シンプル リボン”になっていない場合は、“リボン”の右クリックメニューから切り替えることが可能だ。従来の“クラシック リボン”へ戻すこともできる。また、ユーザーインターフェイスの簡素化の一環として、メッセージリストの一覧の間隔(余白)を狭くするオプションも導入されている。

 そのほかにも、「Outlook」には“クイック アクション”メニューをカスタマイズする機能や“Focused Inbox(優先受信トレイ)”の設定をクラウドで同期する機能が新たに導入されている。また、これまでの共有メールボックスの制限が緩和され、500個以上のフォルダーを同期できるようになった。さらに、「Excel」では3Dモデルの挿入に対応。歩き回るティラノサウルスや脈拍を打つ心臓などをスプレッドシートに追加できるようになっている。